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『CHESS IN CONCERT』観に行こう!

筆者が最初に『CHESS』を観たのは1986年だから四半世紀前になる。当初は「米ソ冷戦をモチーフにしたミュージカル」と聞いていたが、実際に観てみると、そうではなかった。たまたま、当時はまだ「米ソ冷戦」中であり、「民主主義VS社会主義」という構図もハッキリしていたので、「米ソ冷戦をモチーフに」とPRした方が、西側諸国(アメリカを中心とした民主主義諸国)観客には都合がよかったのかもしれない。だが、実際は違った。どう違ったかを言ってしまうと、今週から青山劇場で始まる『CHESS IN CONCERT』に水を差してしまうので控えるが、簡単に言えばこういうことになる。

社会主義、あるいは共産主義の人達にとっては、自国こそが民主主義なんぞよりも素晴らしい国だと、ある時までは思っている。だが、現実は、一部の特権階級だけがリッチになり、全員が平等であることはない。北朝鮮が良い例だ。以前、ある社会主義出身の国の人にインタビューしたことがある。それはオリンピックに行った時のこと。「いやあ、驚いたね。マクドナルド、なんて美味しいモノをコイツらは食っているんだ!ビートルズにABBAにカーペンターズ!なんだ、この凄い曲は!即、亡命を決めたよ」。彼は満面の笑みで筆者に語ってくれた。「自由!これが自由なんだなと初めて痛感したよ。社会主義こそが素晴らしいと教え込まれてきたけど、私達は検閲され、監視され、自由を奪われたいたことに気が付いたんだ」。多分、『CHESS』の「アナトリー」も同じ気持ちだったのではないだろうか?

でも、本当に民主主義は最高の政治制度なのか?そんなこと思っている人は、社会主義同様、一部の特権階級の人のみだろう。最近盛んに「日本は民主主義なんだから」という言葉を聞く。本当の民主主義の言葉をわかっていっているのか?疑問に思える。「自由」には『責任』が伴う。小学校あるいは中学校の時に僕達が学んだ「権利と義務」のことだ。その両方を兼ね備えた人だけが「自由」を謳歌できるのであり、それ以外の人は自由と言う言葉を簡単に使うべきではない。その手の連中は自由ではなく「勝手」という言葉が最もふさわしいのではないだろうか?昨今、アメリカを中心とした「新自由主義」が台頭し、日本でも小泉元総理を筆頭に、「新自由主義」を展開しようとしている。「新自由主義」とは簡略化して言えば「勝つ者はどんどん勝って良い、しかし、負けた人は、はい、それまでよ」という主義だ。よく「アメリカンドリームって、なんて素晴らしいんだ!それに比べて日本は…」と言う人がいる。確かに大リーガーなんか、1年で数億円も給与が貰えるのだからね。凄いよね。でも一方で貧困も凄い数いる。ロスに行っても、ニューヨークに行っても、活気づいているのはごく一部で、少し路地に入れば、明日のパンを食べられない人で溢れている。これが「アメリカ型新自由主義」だ。『CHESS』の「フレディ」は自由の国で自由を謳歌できず苦しんだ結果が、ああした異常な性格を生み出したのだと思う。

『CHESS IN CONCERT 』日本公演は、主催者にインタビューした限りでは「日本仕様に替える」と言うことだった。筆者がここ数週間書いてきた『CHESS』のストーリーは、ロンドン、ブロードウェイ、スウェーデンで観た『CHESS』及び『CHESS IN CONCERT』の〝大意〝の良いとこどりを、皆さんがわかりやすいように、筆者の言葉に直して書いたものであり、それがそのまま今週から始まる『CHESS IN CONCERT』に反映されるとは別であることは理解いただきたい。だが、今、世界の『CHESS』の主流は、1986年の『ロンドン・オリジナル・ヴァージョン』に戻りつつあり、皆さんも日本公演を契機に、海外で是非『CHESS』を観てほしい。明日は、ABBAのことを少し触れたいと思う。


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