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『CHESS THE MUSICAL』大阪公演開幕!!

2015年以来4年数か月ぶりに“梅田芸術劇場版”『CHESS THE MUSICAL』が2020年1月25日に開幕した。大阪での公演は28日までの4日間!是非、観に行きましょう!!

チケット情報 
【梅田芸術劇場メインホール】
2020/1/25(土)~2020/1/28(火)
料金S席 13,500円 A席 10,000円 B席 7,000円 (全席指定・税込)    
問い合わせ:梅田芸術劇場メインホール:0570-077-039
1月25日土曜日・17:30
1月26日日曜日・12:30・17:30*
1月27日月曜日・13:30
1月28日火曜日・13:30
*アフタートーク(登壇者:ラミン・カリムルー、ルーク・ウォルシュ、佐藤隆紀、敬称略)
◆チケット取り扱い
https://www.umegei.com/system/schedules/

ラミン・カリムルー イラン出身のカナダ人。ロンドンを中心に、各地の舞台に出演。『レ・ミゼラブル』ジャン・バルジャン、アンジョルラス『オペラ座の怪人』『ラブ・ネバー・ダイズ』ファントム『ミス・サイゴン』クリス『アナスタシア』ゲレブ等。日本でも『4 Stars』『Prince of Broadway』『エビータ』『ジーザス・クライスト=スーパースターin Concert』等の舞台に出演している。昨年リリースした最新アルバム『フロム・ナウ・オン』には、語るような序盤からドラマティックに歌い上げてゆくタイトル曲(『グレイテスト・ショーマン』)、『アナと雪の女王』の「レット・イット・ゴー」、『CHESS』の「アンセム」等を収録。ティム・ライス(原案・作詞)とABBAのベニー・アンダーソン&ビヨルン・ウルヴァース(作曲)がタッグを組み、米ソ冷戦下の男女の運命を描いたミュージカル『CHESS』。世界各地で熱狂的なファンを擁し、日本でも何度か上演されている本作がこの度、国際的な布陣で奇跡の上演を果たします。

演出・振り付けを『パジャマ・ゲーム』の振付が日本でも高く評価されたニック・ウィンストン、音楽監督を島健がつとめ、チェスの国際試合で対戦するソ連人・アナトリー役にはラミン・カリムルー、米国人・フレディ役にはルーク・ウォルシュ。アナトリーと恋におちるフローレンス役をサマンサ・バークスが演じ、アービター役の佐藤隆紀さんほか、日本の実力派俳優たちが共演(英語上演・日本語字幕付き)。

『オペラ座の怪人』『ラブ・ネバー・ダイズ』『レ・ミゼラブル』などで世界的に人気のラミン・カリムルーにとって、アナトリー役を演じるのは二度目。多数のオファーの中から今回の公演を選んだのは、なぜだったのでしょうか。終始穏やか、誠実に語り、終了後には「今日の残りの時間も楽しくお過ごしください」と素敵な言葉を残して去っていった“紳士”のインタビューをお届けします。

Q.本作はあなたにとってどんな作品ですか?
A:とても好きな作品です。これまで作られたアルバムの中で最高の作品の一つだし、内容的にも、特にアナトリーという人物に引き込まれます。誰にとっても大切な“ホーム”についての物語。ホーム、そして国についての信条にまつわるドラマを演じるのは、僕にとってエキサイティングなことです。
Q以前、ワシントンD.C.でコンサート版に出演されていますが、その時もアナトリーを演じていますね。アナトリー役はあなたのチョイスだったのですか?
A.ええ。フレディも面白い役だとは思います。でも、僕が感じるにフレディはより“歌う役”で、僕は言葉(歌詞)に重きを置いた役のほうが好きなんですよ。それに若き日の僕はイラン人として生まれ、カナダ、イタリア、カナダ、イングランド、そしてアメリカと様々な国で過ごしながら自分の“ホーム”を探していました。そんな経験があるだけに、アナトリーという役に心を寄せずにはいられないんです。
Q.アナトリーは常にソビエトという国を背負い、プレッシャーの中で生きていますが、そういった経験はされていないですよね?
A.幸い、そういった(体制による)プレッシャーは経験したことはありません。でも、生まれ故郷を父の事情で離れ、自分のホームはどこなんだろうと思いながら生きてきたことは確かです。それに私たちは自分に同じような体験がなくとも、キャラクターに共感することはできると思います。僕にとってはそれがアナトリーでした。

Q.ワシントンD.C.での公演の時にはアジア系、スパニッシュ、あなたと多彩なバックグラウンドを持つキャストでしたが、この題材ゆえに今の世相を語りあうこともあったのではないでしょうか?
A.そういう話になってしまうと本作から離れていってしまうので、なるべく作品世界にとどまるようにしています。アナトリーは亡命を心に決めるけれど、冷戦下にそういう決断をすることはとても危険なことでした。最近だって英国南部のソールズベリーで、ロシアからの亡命者の暗殺未遂事件があったじゃないですか」
Q.本作には「誰もがゲームに参加しているが、そのルールはばらばらだ」といった意味の歌詞があって、これはまさに“今”の世界を描いていると感じられます。
A.悲しいけれど、そうなんですよね。新聞を開けば、『CHESS』の世界と大差のない事件が起こり続けています。誰もが異なる価値観を持っていますが、自分を“悪人だ”と考える人は誰もいない。(自分が正義だと思っている)。それぞれに父があり母があり、子供がいて、家族を守りたいと思っています。私たちはどこかに“着地点”を見出し、互いを理解しなければいけない」
Q.この状況を変えるために、音楽には何か出来ることがあるでしょうか?
A.もちろん。音楽のみならず、あらゆる芸術が役に立つと思います。それらに触れ、語りあうことで、そこに込められた考えを発見することが出来る。僕は子供達にはいつも、どのニュースを読んでもいいけれど、5,6紙にあたってみなさい、と言っているんです。そうでないと真実は見えてきません。トランプ大統領について自分の中でこういう人物というイメージを持つ前に、いろいろな新聞を読んでみると、彼がどういうわけで支持されているのかがわかる。そのうえで自分の考えを持つべきだ。一つの見出しだけを読んで腹を立てるのは簡単だよ…って、思わず脱線してしまいましたね(笑)

Q.『CHESS』に戻りまして(笑)、本作の音楽はいかがでしょうか?
A.どの曲をとっても素晴らしいと思います。ミュージカルって、3,4曲素晴らしい曲があって、あとはまずまず、ということが多いのですが、本作に関しては全ていい、というのが凄い。この作品に携わるのは本当に楽しい体験です。
Q.本作を歌ったことのある俳優さんはしばしば、スコアの難しさについて言及されますが…。
A.そうなんですか? 確かに、特にアナトリーに関しては難しい部分もあるかもしれないけれど、僕は自分を“歌手”と考えたことがないんです。音程がどうこう、ということより、物語を伝えたい。でないと、例えば「アンセム」もただ“ア~~~”と歌っていればいい、という話になってしまうじゃないですか(笑)。日本のように言語の異なる国で僕が評価していただけるのは、声のおかげではなく、僕の伝える物語に皆さんが感動してくださるからだ、と考えています。僕とカンパニーが、キャラクターをどう表現するか。そこに人々が共感して、言葉の壁が消えていくのです。
Q.本作でお気に入りの曲は?
A.「山頂のデュエットMountain Duet」はとても美しい曲だと思います。
Q.どこかオリエンタルな雰囲気もある旋律ですね。
A.そうですね。作曲のベニー(・アンダーソン)とビヨルン(・ウルヴァース)が影響を受けていたのかよくわからないけれど、極めつけはまさにオリエンタルな「ワン・ナイト・イット・バンコクOne Night In Bangkok」ですね。あと、本作では終盤の「エンドゲームEndgame」も好きだし、「アンセムAnthem」は常に僕にとって大切な一曲です。フローレンスの「ノーバディズ・サイドNobody’s Side」もいい曲だと思います。
Q.アービター役の佐藤隆紀さんとの共演はいかがですか?
A.彼は間違いなく素晴らしいアーティストですが、それにも関わらず繊細な部分がある。そこが素敵だな、と思っています。彼のジャン・バルジャン役は(舞台では)観ていないけれど、“Bring Him Home”は聴いたことがあります。彼との共演はとてもいい経験になっています。

Q.フローレンス役のサマンサ・バークスさんとは『レ・ミゼラブル』コンサートでも共演されていますよね。
A.そうですね。『ラブ・ネバー・ダイズ』のワークショップでもご一緒しました。物語を的確に伝える素晴らしい女優なので、フローレンス役にぴったりだと思います。
Q.本作はバージョンによってさまざまな形で上演されていますが、常にその芯にあるのは何だと思いますか?
A.当時の状況下における人々の関係性が描かれた作品だと思います。冷戦についての話だと思っている人も、CHESSというゲームの話だと思っている人もいるけれど、何よりそこに生きる人々の話なのではないかな、と思うんです。
Q.日本の観客についてどんなイメージがありますか?
A.ミュージカルをとてもご存じだし、熱心に見てくださっているイメージがあります。『プリンス・オブ・ブロードウェイ』の時には、(ハロルド・プリンスの名作のハイライト集であるにもかかわらず)それぞれのシーンをとても集中して観てくださることに驚き、フル・ミュージカルで日本に来たい、という思いが募りました。それで『エビータ』『ジーザス・クライスト=スーパースター』そして本作に出演を決めたんです。


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