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劇団四季 マンマ・ミーア! WATERLOO RADIO

『CHESS THE MUSICAL』②あらすじ詳細・第一幕・パート2

『CHESS THE MUSICAL』あらすじ詳細昨日の続きである。

★カルテット・格闘と平静の模範(QUARTET)
試合が始まった。しかしイライラ感が止まらなフレディはあろうことか試合を途中でCHESSのコマを投げ捨て、その場を去ってしまう。
アービターは騒ぎを静めようとする。モロコフとフローレンスを急いで呼び寄せて話し合い、まだ会場に残っていたアナトリーも話し合いに加わる。フローレンスは、二人のソ連人からの批判に対してフレディを誠実に弁護するが、アナトリーとのやり取りにはなぜか暖かい空気がある……。どうしたと言うのか?
アービターは自分が指定した時間までフレディは来ない場合はチャンピョンの資格を剥奪すると告げる。
★ハンガリー動乱(1956・BUDAPEST IS RISING)
フローレンスとモロコフはどちらも試合の再開について心配しているものの、激しい言い合いになる。それは、フローレンスが自分の過去を話し始めたからだ。1956年にハンガリー動乱の際にソビエトがハンガリー国民に何をされたのか?幼少時に自分の家族に何が起こったかを話し、ロシア人は大嫌いだとモロコフに反ソ姿勢を示す。彼女は母親と国外に逃亡し、父親は行方不明でおそらく死亡しているのだろう。モロコフは彼女が知りたがっているハンガリーの歴史について自分が知っていることを仄めかし、フローレンスにとり入ろうとする。
やがて本題に戻った二人は、フレディとアナトリーに『山のホテル』でオフレコの会談をさせることで同意する。
フレディはフローレンスの持ちかけた交渉には気が進まなかった。それよりも、試合中の退場を理由にエージェント手数料のアップを要求したことの方が大事だと言いだす。フレディは、フローレンスが相手側、特にアナトリーと親密になってきていることを罵倒し、二人は激しい言い争いをする。
彼女はセコンドとしてフレディ人の傍で7年間、英国でのCHESS・トーナメントで出会って以来、行動を共にしてきた。彼女と彼とは殆ど同じ年令であるにもかかわらず、二人の関係は母と子のようなものに近かった。
*1986年時、フローレンスは2歳で父を失ったとされていたが、現在では「5歳の時」と変更されている。
★ノーバディズ・サイド(NOBODY’S SIDE)
ともかく二人の口論は激化し、フレディとフローレンスの意見はまとまらないままフレディは部屋を⾶び出してしまう。フローレンスは「誰もが、誰の味⽅でもない」との思いが募る。その結果、彼女が本当に心から信頼できるのは自分自身だけだという確信は強まることとなる。

*画像は「モロコフとフローレンスの口論」「フレディとフローレンスの口論」~「ノーバディーズ・再度」まで。

*歌うのは『アナ雪』出演前のイディナ・メンぜル

『NOBODY’S SIDE』(以下、筆者訳)
私のまわりで起きていることが
なんだかつじつまが合わなくなってきている
私は今ここで説明を求めたい気持ち
私のパートナーが どこかおかしいの
2人の関係がいつまで続くか分からないわ
今、役割を交替したい気分
そう、私が立つのはノーバディズ・サイドだから
彼が正当化するための理由を言っても
単なる口実にしかきこえない
こんな関係は長続きしないもの
私には試してみたいこともたくさんあるし
実現したいことも他にある
でも、私には彼のもとを去る勇気がない
みんながゲームの真最中……
みんなそれぞれ別々のルール
誰も誰の味方じゃない
たったひとりで足を踏み出してごらん
自分の足で立ってみるのよ
誰も他人の味方じゃないんだもの
考えてはいけないことが
私の心を横切っていく このままにしておいてはいけない
恋人たちは裏切るのがお得意
契約書のサインもうわべだけ
確実なものは何も残されていないわ
こんなふうにすべてがヒビ割れていくの
約束も計画もみんな虚しいもの
ささやかな愛を見つけなさい
誰も他人の味方じゃない
あまり長くベッドにいすぎてはダメ
心を失わずに頭を使いなさい
誰も誰の味方じゃない
見知らぬ人の忠告は無視するように
友達に2度裏切られるなんて情けないわ
誰も他人の味方じゃない
みんながゲームの真最中……
みんなそれぞれ別々のルール
誰も誰の味方じゃない
あまり急いで去ってはダメ
暑い午後は大事にしなくちゃ
誰も誰の味方じゃない
長居をしすぎるのはよくないわ
ベストな時の逆転を忘れずに
誰も他人の味方じゃない
最初に信じるのは愚か者
最後に騙すのはたわけ者
誰も誰の味方じゃない
約束も計画もすべては虚しいもの……

[Florence]
What’s going on around me
Is barely making sense,
I need some explanations fast!
I see my present partner
In the imperfect tense,
And I don’t see how we can last.
I feel I need a change of cast
Maybe I’m on nobody’s side,
And when he gives me reasons
To justify each move,
They’re getting harder to believe.
I know this can’t continue,
I’ve still a lot to prove,
There must be more I could achieve.
But I don’t have the nerve to leave!
[Florence & Chorus]
Everybody’s playing the game,
But nobody’s rules are the same,
Nobody’s on nobody’s side.
Better learn to go it alone,
Recognize you’re out on your own,
Nobody’s on nobody’s side.
[Florence]
The one I should not think of
Keeps rolling through my mind,
And I don’t want to let that go!
No lover’s ever faithful,
No contract truly signed,
There’s nothing certain left to know.
And how the cracks begin to show!
[Florence & Chorus]
Never make a promise or plan,
Take a little love where you can,
Nobody’s on nobody’s side.
Never stay too long in your bed,
Never lose your heart, use your head!
Nobody’s on nobody’s side.
[Florence]
Side!
Never take a stranger’s advice,
Never let a friend fool you twice,
Chorus: Nobody’s on nobody’s side.
Nobody’s on nobody’s side.
[Florence & Chorus]
Never be the first to believe,
Never be the last to deceive,
Nobody’s on nobody’s side.
[Florence: Chorus]
Never leave a moment too soon,
Never leave a moment too soon,
Never waste a hot afternoon,
Never waste a hot afternoon,
Nobody’s on nobody’s side,
Never stay too long!
Never stay a minute too long.
[Florence & Chorus]
Don’t forget the best will go wrong,
Nobody’s on nobody’s side!

★山頂のデュエット(MOUNTAIN DUET)
メラノ山の中腹にあるレストランの個室。フローレンスはフレディの最悪な状況を立て直すことができるかもしれないという一分の望みを抱き、この会議に期待を抱いていた。既にアナトリーは到着していたが、フレディの姿はない。最初はかみ合わなかったフローレンスとアナトリーの会話は、徐々に親しみを帯びてくる。明らかに恋に落ちた二人……。その時、フレディが、最悪のタイミングで現れる。二人の様子を目の当たりにして怒ったフレディは、試合には戻るがもう友達でも何でもないとフローレンスに言ってのける。しかもフレディは取引によってギャランティを上げることに成功していたのだ。今の彼にとっては「CHESS」より「お金」の方が大事だったのだ。
★試合再開・フローレンス去る(FLORENCE QUITS)
試合再開後の結果はアナトリーが5勝1敗、アナトリーの勝利は事実上確定する。6勝した方がタイトルを獲得するのだ。
フレディとフローレンスは試合の進展について話し合っている。事態は不評を浴びるフレディに不利に働き、その結果“完敗”という浮き目にさらされる。フレディは自分の敗因はフローレンスにあるとして彼女を責め、彼らは再び口論と罵倒の渦の中でお互いを責める。彼らは口論の結末として、二人の関係がみじめでたわいのない終局を迎えることになる。
⼤喧嘩の後、フローレンスは出ていく。

★かわいそうな子(PITY THE CHILD)
フレディは、現実から逃避するために、悲惨な家庭で育ち、CHESSを始めた子供の頃を思い出し、振り返り、嘆く。「俺の最悪な人生の全てはここから始まったのだ」と。
フレディの棄権によりアナトリーが新たな世界チャンピオンとなる。

*画像は『CHESS』初演公演より。

『PITY THE CHILD』
俺は、9オの時、生きる事を学んだ
思いやりは無用だとずっと言い聞かせてきた
友達は自分だけ それが一番楽でいい
二階の部屋に閉じこもり征服を企てた
いつも独りっきりで 人の助けを求めたことなんか無い
もちろん、下で喧嘩する両親に尋ねる事も無かった
拒まれるのが怖かった
かわいそうな子、
野心もあり 夢もあったが はみだしっ子
人の期待にはそえなかった
かわいそうな子、
親を見透かしていた
彼らの欠点 愛の壊れていく様を見つめていた
かわいそうな子、
知恵があった
俺のせいで辛いのと聞く事もなかった
うなずかれるのが怖かった
12オの時、親父が家を出ていった
わめかずすすり泣きながら 寂しくないさ、
これでいいんだと言い聞かせた
俺は馬鹿で変屈 馬鹿な俺、
残された者同志、
おふくろと俺 絆が強まると思ったりして
おふくろはすぐに身をひる返し 俺にこう言ってのけた
一人寝のベッドには男のぬくもりが必要なのよと……
男が家へ入り込んできた 
俺はドアを閉め それから同じ様な事の繰り返し
一番安易な道を選んだ
俺にはゲームが向いている 腕は確かによかった、
だが我慢できなかったのが空腹
全てからの逃げ道
かわいそうな子、
武器も無い まるで無防備
しがらみに縛られ逃げられなくて
いつも一歩身をひいていた
おふくろに様子を知らせる電話などかけない
あいつには息子の俺がどうなっていようが関係ない
かわいそうな子、
でも永遠じゃない 全て俺次第だから
欲しい物は何でも お金が有れば手に入る
あわれなのは無知なおふくろ
今頃くやしがっているぜ、多分ね
俺を失い、いかに大事なモノを失ったか
俺には知る気もない 電話などするか!
そんな馬鹿な事……
おふくろに「あんた誰?」と言われるのが怖いから

〔Frederick]
When I was nine
I learned survival– Taught myself not to care.
I was my single good companion,
Taking my comfort there.
Up in my room
I planned my conquests– On my own,
Never asked for a helping hand.
No one would understand.
I never asked the pair who fought below,
Just in case they said no.
Pity the child who has ambition– Knows what he wants to do,
Knows that he’ll never fit the system
Others expect him to.
Pity the child who knew his parents– Saw their faults,
Saw their love die before his eyes.
Pity the child that wise
He never asked, “Did I cause your distress?”
Just in case they said yes.
When I was twelve my father moved out– Left with a whimper, not with a shout.
I didn’t miss him, he made it perfectly clear,
I was a fool and probably queer.
Fool that I was, I thought this would bring
Those he had left closer together.
She made her move
The moment he crawled away– I was the last the woman told,
She never let her bed get cold– Someone moved in,
I shut my door.
Someone to treat her Just the same way as before.
I took the road of least resistance,
I had my game to play.
I had the skill, and more, the hunger– Easy to get away.
Pity the child with no such weapons,
No defence,
No escape from the ties that bind,
Always a step behind.
I never called to tell her all I’d done,
I was only her son.
Pity the child, but not forever,
Not if he stays that way.
He can get all he ever wanted
If he’s prepared to pay.
Pity instead the careless mother–
What she missed, what she lost
When she let me go.
I wonder does she know?
I wouldn’t call– A crazy thing to do,
Just in case she said who.

★別の誰かのストーリー(SOMEONE ELSEʼS STORY)
他方、ソビエトにはアナトリーの妻スヴェトラーナ(エリアンナ)と⼦供たちが残されていた。スヴェトラーナは、遠くイタリアにいる夫の⼼がもはや自分から離れていっていることを嘆く。

『SOMEONE ELSEʼS STORY』
ずっと昔 誰か別の人に起こったこと
私と同じ名前で私にそっくりの誰かが
ある男性と知り合って将来を誓い合った
でも彼は本音で誓ったわけではないわ
だけど彼女は彼の言葉を信じた
彼女の気持ちは今でも昔と同じだけど
かつての彼との約束は破られようとしている
それが宿命だとしたら……
もし私が去ったら彼は寂しく思ってくれるかしら?
これは別の誰かのストーリー
私はこのストーリーの中にはいるのかな
そういえば、昨日、かわいい女の子が
不吉な前兆を感じたと言っていたわ
悲しいことに、自分が彼の元を立ち去ったことに気付いたと……
そしてもっと悲しいことに、彼はそのことに気にもかけてくれないと……
言い残すことは何もないけれど
やはり、私が立ち去らなければあの人は気がついてくれないのかしら? 
あなたのことを鈍い人と言ってしまえばいいのだけど
今もこれまでも 私自身で選ぶことはできないのよ
私は誰か別の人のストーリーの中にいるのね
別の人の人生に そしてあの人は私の人生にいないんだわ
寂しく思う理由はないのね
いつかはこうなるはずだったのかしら
あの少女からどう思うかと聞かれたら
ハッキリこう言おう 今すぐその場を去りなさい!とね
無料でアドバイスするわよ
でもその少女は多分、私 そのストーリーは私、そう、その少女も私……

[SVETLANA]
Long ago,
In someone else’s lifetime– Someone with my name
Who looked a lot like me,
Came to know a man,
And made a promise:
He only had to say
And that’s where she would be.
Lately although her feelings Run just as deep,
The promise she made
Has grown impossible to keep,
And yet I wish it wasn’t so.
Will he miss me if I go?
In a way it’s someone else’s story I don’t see myself
As taking part at all.
Yesterday the girl
That I was fond of Finally could see
The writing on the wall.
Sadly she realized
She’d left him behind,
And sadder than that
She knew he wouldn’t even mind.
And though there’s nothing left to say– Would he listen if I stay?
It’s all very well to say
You fool it’s now or never– I could be choosing
No choices whatsoever.
I could be in someone else’s story
In someone else’s life,
And he could be in mine.
I don’t see a reason to be lonely.
I should take my chances
Further down the line.
And if that girl I knew
Should ask my advice,
Oh, I wouldn’t hesitate– She needn’t ask me twice. “Go now!”
I’d tell her that for free.
Trouble is the girl is me– The story is the girl is me.

<続く>


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